「カウンセリングが終わって、見上げた空の青さに感動した。」
「こんなに世界は美しかったんだ」って。
「人は、こんなに優しかったんだ」って。
何にも変わらないけど、自分の中が変わるって、そういうことなんだろうな。
無色に見えていたものが、鮮やかに色がついて見えるような。
その原動力は何か。
それは、言葉にするとピンとこないけど、無理やり言葉にするとしたら、
「私は 私でいいんだ」という感覚なのかな。
苦しんでも、泣いても、怒っても、悩んでも、もがいても、憎んでも、愛してもいい。
「そう思ってもいいよ。そう感じてもいいよ。」
と言ってくれる人が居る安心感なのかもしれない。
誰かが真剣に自分を理解しようと、そこに居てくれる。
ひとりじゃないんだ、っていう理屈じゃない感覚。
どんなに愛していても、人の人生は代わってあげられない。
誰かのためにできることなんて、ちっぽけなことなのかもしれない。
だけど、私がそうしてもらって生き延びたように、
心の想いや叫びを聴き続けようと思う。
それが、こんな大きな勇気や奇跡につながるのなら。
人って、あったかいよ。
こんなに優しくなれる。
そして、目の前の人の笑顔が、私に とてつもない勇気をくれる。
それでいいんだよって。
私の方が、ありがとう。
生きてくれて、ありがとう。
この先も、いろんなこと あるよ。
だけど、先へ行きますか。
ひとりじゃないもんね。
だいじょうぶ。
どんなことがあっても、だいじょうぶだから。
これは、9年前のイベントで公開したセラピストムービのエンディング。
私のメッセージです。
9年にもなるのか。
人生は、本当にいろんなことがあったよ。
震災もあったね。
あのときいなかった存在が生まれたこともあったね。
あのとき一緒だったのに天国へ逝ってしまったしまった命もあるね。
真っ青だった空が真っ暗になることもある。
だけど、雲の向こうには輝く太陽と
どこまでも続く空と宇宙がある。
やっぱり、生きるって、すごいね。
出逢えたって、すごいね。
全身に血が流れていて、涙も流して、
おしっこもうんちもセックスもする「人間」という神様がすき。
命輝かしていこう。