セラピスト育成について

2006年にカウンセラー養成講座を開講して以来、カウンセラー、ヒプノセラピスト、カラーセラピスト、直伝靈氣療法師、アロマヒーリングセラピスト、などなど、様々なセラピスト育成をして参りました。

養成講座を謳っているのに、受講生さんのほとんどが「自分のため」という。自分を知りたい、自分を癒したい、自分の人生をよくしたいという方たちでした。結果的にセラピストになる方も少なくなかったのですけれど。

そりゃそうです。自分が癒されたり、氣づきを得たり、人生をシフトすると、誰かの導きになればと思うもの。

もちろん理論的なこともお伝えするけれど、それをトレースするのではなく、自分の内側から溢れてくる本質でクリエイションしていくことが、プロであり、本物なのではないかと私が思っているので、ひたすら自分を見つめることをします。楽しいけれど、めちゃシビアな側面も。

何かや誰かをなぞるのでは、魂は喜びません。

自分として、生きる。

自分を生かす。

更には、自分から溢れ出る本質というのは、「自分」を越えた共同創造になり、その及ぶパワーは自力を越えてきます。

理(ことわり)は、突き詰めるととてもシンプルになり、自分というエッセンスが活きるという意味をしっかり体現して欲しいなと思っています。

私はセラピーをする人だから、セラピーを通じてそれを体現していますが、何もセラピーじゃなくてもいい。作品でも、技術でも、ビジネスでもいいのです。

何をするにしても、自分にとっての幸福感・充足感につながることで、他者に対しても自然にそのエネルギーによりインスピレーションを与えます。

幸福感・充足感につながるということは、その反対側を受け容れて全領域の可能性の中にいる自分とつながることです。

全智全能な自分になるのではなく、限界のある自分を受け容れることで唯一無二の自分に出逢うことができ、それだけで自分は生きていけるという感覚を得られます。「それしかできない」ではなく「これができる」という全能感が溢れるのです。

禅問答みたいですね。

限界を知ることで、自分の才能をシンプルに認められるのです。そして、その才能をどんどん使っていくことで洗練されます。

その人の内側にあるものを溢れさせ、その本質で生きる、その本質を表現する「本物」になる。

この地球に本物の表現をする人々で溢れさせたいのです。それぞれが持ち、それぞれ違うその輝きは、もう感動レベルです。文字通りキラキラしているそれ。本当の輝きで、この地球を満たしたい。自分をディスカウントせず、驕らず謙虚に自分を表現することが、自分と地球を満たすのです。

そのようなビジョンのもと、私自身も、それを磨き続け、美しい本質をもった人のその輝きを活性化することを生涯を通じて愉しんでいきたいと思っています。

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