その頃(2006年)、夫は、バリバリの国家公務員。
出世街道まっしぐら!でした。
なんであんなに人事が彼の思いどおりになるんだろう?
というくらい、恵まれた環境におりました。
それでも、私は私で好きな仕事をまっしぐら!
彼もスピリチャルな学びを一緒に受けたりするようになりました。
どこへ行っても、彼も、最初から居たような
というか、「ああ、それ知ってた」というようなナチュラルさで
すっかりハマって行くのでした。
ひょんなことから、ニューメキシコ州に行くことになり、
夫を運転手に(笑)、妹のような友人とそのお母様と10日間ほど、滞在しました。
レンタカーを借りて、様々な場所へ気ままに行くのですが
まるで知っている土地にいるようなスムーズさでした。
不思議な時間と空間を過ごしたことを思い出します。
ある意味、この旅が、彼の人生を変えたのかもしれません。
知っている感覚。
懐かしい感覚。
そして、スピリチャルな体験は、なんだか当たり前のような感じがして、
それよりも、友人のお母様の大切なお友達家族と合流したのですが、
その方たちがスゴかった。
大きな別荘を持っていて、そこに招待されたのですが
まるで夢のような世界。
CIAとか、NASAとか、はたまたアメリカの有名大学学長ファミリー、誰でも知っているブランドの一族の方とか、
その関係者が一同にそろって、お食事する機会もあった。
どうして、私たちがここにいるんだろう。。。
スピリチャル体験より、そっちの方が強烈。
人間的に素晴らしい方ばかりで、それが感動。
しばらくぶりで再会したご友人とお買い物に行くというので
私たち夫婦は、ご病気の旦那様とお留守番をすることに。
「プールで、泳いでたら?
プールは、ソルトウォーターよ!
水着は、娘のがいっぱいあるから、好きなの使って。」
と、おっしゃるので、遠慮なく。
ニューメキシコ州って、砂漠みたいなところなのに、
海水プールって。。。。
なんて贅沢。
ジャグジーも、気持ちよかった。
そして、この地の空の色が大好きで、いつまででもみていたかった。
「スピリチャルリーダーに、オレはなる!」
(ルフィー風?)
と言ったかどうかは、定かでありませんでしたが、
夫は、そう決意したようでした。この旅で見た世界は、両親から教わった世界を遥かに越えていた。いろんな人がいて、いろんな生き方をして、いろんな土地がある。世界は広かった。
実際、翌年、22年以上務めた国家公務員を辞めました。
更に、私たちは、いろんな場所に行き、いろんな「スピリチャルな世界」をみることになります。