「魔法」というと、どんなことをイメージしますか?
ハリーポッターみたいな杖を降ると、ジャジャジャジャジャーン!バーーーーーーン!!
みたいな感じかしら?
それとも、ボロボロの服が美しいドレスに変わるとか?
おとぎ話や寓話は、夢物語ではありません。
ある種の真実が込められています。
現代は、様々なテクノロジーが進化して、テクノロジーがまるで魔法のように日常に溶け込んでいる現代ですね。
35年前、妹がアメリカに留学していた頃、一年間の間に彼女と電話で話したのは、たった一回でした。
当時、KDDIに電話をし、交換手に現地の電話番号を伝えてつないでもらうという方法で、料金もアメリカ本土で、3分 3000円くらいだったと記憶していました。
その一回だけの通話も、時間を気にして話したし、通話の質も今とは比べられないほど聞きづらかった。
昭和51年の資料を見たら、だいたいそんな感じでした。↓
こちら
ずっと一緒だった妹が地球の反対側に行ってしまって、予想を遥かに超えるさみしさと恋しさに、何日も、思い出しては泣いていました。
それなのに、3分3,000円では、気軽に声を聞くことができませんでした。
一年間に何通の手紙を送ったかわかりません。
それは、よい思い出ですが、現在、妹はアメリカで暮らしていますが、インターネットのお陰で、通話料は無料。テレビ電話のように顔を見ながら話したい放題です。
まさに魔法が身近にある時代になりました。
地球が小さくなってしまった感じは、交通網の整備、高速化により実感できるところとなりました。
結婚当初は、隣の県に住む夫が、仙台に帰ってくるのに、4時間もかかっていたのに、そのうち仙台・東京間は、日帰りできるくらいの感覚になり、札幌や福岡に月に2回ほど飛行機で行き来するようになり、
ハワイに何度か行くうちにハワイは、北米やヨーロッパ便に比べると、すごく近く感じたり。
100年前の人間が見たら、驚きの世界になっています。
蛇口から水だって、すごいことです。
スイッチ押したら電気が点くとか、部屋があたたかくなるとか。
それ以外にも、挙げればキリがないほど、あっという間に生活が便利になっています。
だからこそ、魔法の本質を思い出して欲しいと感じています。
おとぎ話で、王子様がキスをしたら蘇ったとか、怒りが岩をも砕いたり、流した涙が誰かを生き返らせたとか、
それらは、日常でも様々な現象として、起っています。
おとぎ話では、キスをしたら目覚めるというような象徴的な表現をしていますが、エネルギーの交流を見るとそこに何かが起ることは現実でもたくさんあります。
感情エネルギーを発することで、何かにぶつかり、影響を与える。
誰もが無意識で、様々なエネルギーを発しています。
そして、それにより毎瞬、毎瞬、様々なことを現実化しています。
生きていること、それ自体が、魔法であり、奇跡。
魔法というと、他を圧倒するような、何かを凌駕するようなことをイメージするかもしれません。
他を圧倒するために、何かを凌駕するために魔法を使ったとしたら、やがてそれは自らを破壊することになってしまいます。
他の何かになろうとしなくていいのです。
本来持っている「私」を生きることで、自分にとって最大限の魔法が使える。
私を生きて、笑うこと、怒ること、涙すること、愉しむこと自体が魔法です。
それを軽んじることは、とてももったいないことです。
最大の魔法の真髄は、「最大限に自分であれ」
わけわからないかな(笑)
わかるような、わからないような感じかしら。
自分は、ここがダメ、ここが足りないと思い込んでいるのですから。
何かダメなところ、足りないところがあって当然ですし、人間とはそういうものです。
そこが魅力なのです。そこに魔法の種があると言っても過言ではありません。
恋愛において、惹かれ合うのはその人の欠けている部分です。
もっと突っ込んで言うと、その欠けを受け容れて自分を生きていると、その欠けは、かなりのパワーで煌めきます。
何かを改善したり、できるようになったりすることは、知的、精神的な好奇心であり、純粋なる欲求ですから、
もちろん、どんどん成長、拡大すればいいのです。
生きているだけで、自分が磨かれるチャンスはたくさん与えられます。
純粋な喜怒哀楽、想いは、パワフルな魔法です。
想いのこもったものは、そのエネルギーにより、愛にも、毒にもなります。
想いは、祈りにも、呪いにもなるものです。
あなたから発せられるものが、人をあたためるものにも、人を凍り付かせてしまうものにもなるのです。
最大限に自分で在ることは、
あなたのキスを、微笑みを、温もりを、美しい魔法にし、自分の人生を彩ります。
だからこそ、自分のためにできることは、日常的にたくさんあります。
歪んだ概念、不必要な信念をクリアにすること。
自分が自分に貼ったレッテルや偏見に氣づくこと。
自分を解放し、自分の力を取り戻すこと。
本来の自分の存在の不完全さと完璧さに氣づくこと。
それが魔法の真髄です。
笑顔の魔法がどれほどすごいのかを思い出せますように。