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2016年5月31日付け「重要なお知らせ」
その時点では、仙台から東京に拠点を移すことは決めていませんでした。
まずは長年お世話になった国分町ルームを2016年8月いっぱいで閉所する。
最後のカウンセラー養成講座を修了したら、その後、何をするかも、一旦、完全に白紙にして「生まれ変わったとしたら」レベルで考えよう。
子どもの頃からの夢であったカウンセラーになり、12年目の最大の決断でした。

「重要なお知らせ」にもあったとおり

今後の活動につきましては、現時点で、いくつかの選択がありますが、
この3ヶ月の間に決定し、お知らせしたいと思います。

と決めていなかったのです。

その三ヶ月の間に、
自宅を手放すこと
拠点を仙台から東京に移すこと
カウンセラーを続けること
を決断しました。

こんな状態でよく東京に行くことを決めたな、と思うような状況でしたけど、
迷いはなかった。
決める時は、自分でもドン引きするほど、オトコ前になる。

迷いはないけど、12年間、家族を巻き込んで、たくさんの方のお陰で育ててもらった、
そして、私の人生のパワーの大半を注いできた仙台ハートケアカウンセリングFAITHでしたから、
喪失するに至らせてしまった自分の力不足に大いに責任を感じました。
それに至るまで、どのポイントが間違っていたのだろうと考えても、見当たりません。
それを考えたら、カウンセラーになる前から、迷いなく決断してきたわけで。
遡れば、初めてお腹に命を宿し、その命を育むと決断したときから、私のこのセンサーに従うことが始まったのだから、そもそも、私の生き方の何かが間違っていたのかと、ショックだったのです。
それに周りを巻き込んでしまったと申し訳なさと自分が心血注いできたことへの熱い想いと東京に移ってからの方がじわじわとその過去の決断を思い出し、反芻していました。
自分を責めたなぁ。
しかも、どんな状況であっても、なんだか現実は、場所は変わるけれど、何も変わらないようなのだもの。
今まで以上に、人に支えられ、生かされて。
まるで何もなかったかのように、日々、生かされていたんです。
何もかも、用意されるような感覚。
そして、それをしっかり受け取り、前を向いて、自分の人生を牽引する自分もいる。

私は決断を間違ってしまったかもしれないのに、こんなに恵まれて、助けられていいのだろうか。

なんて、何度も何度も思いましたよ。私は私を赦せなかったんですね。

そのピークに達したのが、丁度、東京に引っ越してきて半年経たずの頃。
もう自分のやってきたことはすべて無駄だったのではないかと思えて一日中、しくしく泣いていました。
前向きな自分や冷静な自分など、いろんな自分がいましたが、その時の心の中は、何も言わずに私の思いを静かに受け止めているようでした。
夫はどんなときも、優しくて、彼も、私の中の人たちのように静かに微笑んで私を包んでくれて、
私をドライブに連れ出してくれました。
車も手放したので、夕方にレンタカーを借りてくれて、夜のあてもないドライブ。
首都高からの摩天楼。
なんだか眩しくて、「それは絶望ではなく、希望だよ」と励ましてくれているように感じて、また涙。
そこで友人から絶妙に電話が来て、彼に大きな仕事が入ったことの報告でした。本当に嬉しくて、その喜んでいる自分に救われたような気持ちになりました。

こんなにも、人の幸福を喜びと感じてしまうんだ、私は。

キラキラ光る摩天楼と東京ベイブリッジを涙と笑顔で渡ったあの夜を思い出します。

まさにその翌日に、銀座サロンの話が現実になってくるから、もう、本当に不思議としか言いようがない。
何も変わらないどころか、銀座にサロンなんて!

運命が私に大きなギフトをくださったから、私はどう応えようかと
そればっかり考えていました。
それは人を通じて、多くのことが起りました。
これまでも、そして、東京に来ても、様々なサポートをいただきました。
嬉しくできることを精一杯!なんて、必要以上に頑張ろうとしていたのだと思います。
こんなに素晴らしい環境を与えてもらっているのだからと、普段から前のめり気味なのに、更に頑張ろうとしていたのですね。今年に入って意欲はありありなのに、身体の不調で2ヶ月も休まなければなりませんでした。

今朝、ふと、

私が何をするかというより

私がどう在るか、だけなんだ

「私は私で在ること」だけを願ってもらえているんだ

ということが、ストンと落ちた。

 

そして、興味深いことに、3年前、私はメッセージを受け取っていました。

「覚悟して手放すのは、あなたにとって難しくない。

そうやって生きてきたのだから。

それではなく、今は、自分が欲しいものすべて、実現したいことすべてを

確認し、実現するために起きています。

手放すのではなく、得ていくことに意識を向けなさい。」

 

このメッセージの真髄を本気で受け取る覚悟ができたかな。

でも、最も大切なのは、私が私で在ること。

それを忘れないようにします。

双子座新月の日に記す。

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2 thoughts on “決断と喪失と

  1. 久美子先生がこんな思いでいたなんて、初めて知りました。

    先生は、何も間違ってないです!

    faithが仙台に会った頃に、先生と出会えて、本当に良かったです。あの頃が、夢みたいに思えます。

    もっと建設的で、前向きなことを、たくさん話せば良かったなぁ…なーんて。

    またお会い出来るのを、楽しみにしています。

    1. クミッキーさん

      ありがとうございます。

      間違いは何度もあったと思うけれど、人生を大きく見た時に、正しいも間違いもないのだとも、思います。

      正解不正解より悔いない人生をと思って決断し、思うようにいかないこともあるけれど、後悔はないのです。だけど、感情はやはり動きます。

      私が始めなければ出逢えなかったたくさんの出逢いを思うと、後悔なんてみじんもないのです。

      私がいいのだから、すべてよし!としきれない私がいました。
      それもまた私。

      本当に感謝ばかりです。またお逢いできる日を愉しみにしておりますね!
      ありがとう!!!

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