10日間というゴールデンウィークも終わり、新しい令和の世の日常が始まりますね。
私は、この期間は東京にいて、お仕事をしたり、近場でのんびりしたり、一日弾丸で仙台に行ったりしていました。
5月5日は結婚記念日ということもあり、32年を振り返っていました。
結婚したのは昭和62年。それから32年ですもん。
語り尽くせないほど、いろんなことがありました。
この仕事を始めたのが、平成16年(2004年)。結婚生活の約半分くらいになるんだなぁ。
家族の学びが私にとって、絶対に越えられない山だと思っていたけれど、その家族が私に与えてくれたものに圧倒された32年でした。
もちろん、その学びは続いていますが、そこで感じられる安心感や降参と言わざるを得ない無力感の果てしない赦しは、今も衝撃的です。信じられないことが起ったという感覚が消えない。幸福感が波のように永遠に寄せては返すように私を包んでいます。
その勢いで、それを仕事にも生かしたい!
という祈りのような切望が強いのだなぁと最近、しみじみ感じています。
この満足感に比べて、仕事で実感する「私、がんばった!」という感覚があまりにもの足りず(笑)
私の最も小さな世界で感じている気持ちになれるくらい、仕事でもやりきりたいな〜と思っています。だから仕事に関して、満足度が高くないんです。有り難いことに、やりたいようにやっているけど、まだ何もできてないなー、くらいな感じなんです。
仕事に対する自分の評価が低すぎるのかと思っていたけど、それだけでなく、自分が無理だと思っていた家族とのテーマが想像を超えてきて、それがあまりに大きかったこともあるんだと改めて思った。同時に、自分がやってきたことは、とてもシンプルで過ぎてみれば当たり前のようになるけれど、そう簡単ではなかったのだ、ということも改めて感じています。
「こうすればいいんだよね」を知っていることと、実行することには雲泥の差がある。知っているだけでは人生は応えてくれないけれど、知っていること、気づいたことを実行すると、とたんに人生が応えてくれる。その積み重ねが「今」に凝縮される。
ああ、がんばってきたなぁ。
でも、まだまだやりたい!という自分がいるなぁ。
なーんて、のんびりしていたら、ある受講生さんからメッセージが来ました。
震災後にカウンセラー養成講座を受講してくれて、それはもう必死で、全身全霊で自分を変えようとなりふり構わず自分に向き合ってきた方です。
その彼女が「今、私は幸せです!幸せを維持するのは大変かもしれないけれど、大切にしていきたい」と近況報告をしてくださったのです。
その文面と家族の写真に私は嬉しくて涙が止まりませんでした。彼女の努力たるや。自分を信じて進んで来た道を思うと本当に嬉しかった。
自分の運命を受け容れた上で、自分を殺さず、自分を生かし、
かつ、互いに生かし合うことを真摯に実践している姿が目に浮かび
感動がこみあげてきたのです。
それは、とてもシンプルだけれど、簡単じゃないことだから。
あー!私はこれが見たいのだなぁ!
と、しみじみ、しみじみ思った。
幸せでも、成功でも、その人の願いが叶うことを本気で祈っています。
たくさんの人と出逢い、このような瞬間に恵まれて、有り難いこと。
私はもっと自分のことを丸ごと、よくやっている、と褒めてあげないと!と思わせてくれたゴールデンウィーク最終日の夜でした。