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自分が引っ込んで、セラピスト育成に力を入れる季節ではあったものの、
その間の約4年間、私は私で、その時しかできないことを思いっきり実行した。

基本的に無料コンテンツの充実。書きたいことを書いているだけなのだけど。
今でもそうだけれど、無料コンテンツがやたらいっぱいある。

イベントの企画!これは、私の最も楽しかったもののひとつ。

ある日、アイディアが浮かぶと、その瞬間から動き出す。
コンセプトと進行プログラム、そこに登場するメンバーが思い浮かび、
まず会場を確保。そして、メンバーに出演をオファー。
映像を制作したりもするのだけれど、もちろんそんな高度な作業は私ができないので、
信頼できるメンバーに発注。当たり前のように夫にも協力してもらい(笑)
約一ヶ月でかなり大きなイベントをしかける。

初めてのステージイベントは、仙台メディアテークスタジオシアターで行った。
ほぼ満席で、関東からもお客様がいらした。
「この内容を一ヶ月で?!」と、たくさんのお褒めをいただいた。
私は、アイディアを出し、指示をするだけ。
楽しいことこの上ない。
アイディアがどんどん現実になるのだから。

そんなこんなで、いろんなことを立ち上げ、実行した。

打ち上げがまた盛り上がる。

たくさんの力が集結して、一緒に創り上げることは、めっちゃ!楽しかった。

そして、対外的な仕事もたくさんいただき、河北新報さんとのご縁で、新聞記事、そして、自由大学さんとのコラボで、心のセミナーを開催していただき、あっという間に満席になり、幅広い年齢の皆様とのご縁、そして、「こころ」への関心が高いことを感じた。振り返ると、ひとつひとつあげるとキリがないほど、いろんなことを現実化した。
この季節も私にとってかげがえのないものだった。

ニューヨークのアッカーマン家族療法研究所へ勉強にも行った。これも大きかった。やっぱり家族というキーワードは、私自身にとっても大きい。

2010年、大きな病気を乗り越え、人生を変え、幸せを手にした母が、交通事故で急逝した。
青天の霹靂ではあったものの、なぜか、これは母が決めた最期だったのだと、悔しいほど思えた。ものすごく納得(?)している自分は、「もっと生きて!」と思うことさえできないほど受け容れている一方、そのさみしさ、ぽっかり空いた母が生きていた、そして、もう触れることができない、声を直接聞けない、母の手料理をもう食べられないという事実に、この仕事をしていて、唯一、「今、私、カウンセリングできない」時期でもあった。母の死に向き合い、自分と向き合い、大きな変化を受け容れるのに、充分な時間をもらった。その一年も、振り返ってみれば対外的には精力的に様々な企画を立ち上げ、協力を得て、一冊目の本を出版し、年末にはウエスティンホテル仙台で出版パーティーまで開催した。そのパーティーでも、サプライズがあり、それは、私と亡き母が同時に作詞家デビューというものだった。私は、出版を記念に友人でありシンガーソングライターの葉月さんに曲を書いていただき、当日、彼女が歌ってくれた音源を皆様に聴いていただくことになっていた。楽曲は、「UNION」。それだけでも、胸がいっぱいで涙を抑えることができなかった。そして、その後に、曲が流れた。その瞬間、それは「母が遺した詩だ!」とすぐにわかった。押田誠さん作曲、Reiko&Norikoさんの歌が、会場に響き、私の涙腺は崩壊。その喜びで、泣き崩れてしまった。私の想いをわかってくれて、その陰で、いつも最高の才能を提供してくれる人々に、私が支えられているということをより一層感じた年になった。このイベントだけじゃない。ずっと、ずっと、私は支えられていて、やりたいことは、全部、彼らが協力してくれたおかげで成り立つ。なんて素晴らしい世界に私は生かされているのだと思う、数々の思い出が、かけめぐる。

葛藤もあったけれど、でも、やりたいことは、やっていたのだ。だから、こんな顔で日々を過ごせる。

おかげさまなのです。

人を生かしているつもりが、1番私が生かされていた。

本当に私ったら。。。

リハの様子を見て、指示を出す私。楽しそう。

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