「幸せになっちゃって、生活のすべてに満足してしまって、やる気がでない(笑)」
「ずっと願っていた穏やかさ、平穏が訪れて、今後、自分がやることはすべてやりたいことなのだと思ったけど、はて、どうしよ。(笑)」
「こんなに満たされて、それでもまだ自由なんですか〜?(笑)」
あるポイントを越えると、このような質問というか、戸惑いのお声をいただきます。
本に書いてあるような「すべてが愛」みたいな境地がやってきたとき
どこか「あれ・・・?」
となります。
もちろん、その後に何のチャレンジも来ない訳じゃないですけれど、
その時ですら、以前とは違う自分を感じます。
感情はしっかり動くけれど、その感情自体が自分の信念を明らかにしてくれて、
更に自由になり、より「今」の自分にフォーカスしてくれる。
思考のクセは、しつこくて、ついつい「私なんて◯◯」というところに引っ張りますが、
「え?そうだっけ?」
とツッコミを入れてくれます。
どこかその過去の思い込みに浸っていると最高の逃げ場に逃げ込めたような錯覚を感じさせてくれます。
その逃げ場は、心地よくはないのだけれど、馴染んだ感じで、あまりに馴染みすぎて、ホームな感じさえしてしまっています。
「私はこの感じがお似合い。。。」
という呪文を何回自分に掛け続けてきたことか。
その呪文がとけることを神様にお願いしたはずなのに、とけちゃうと戸惑う(笑)
どんなに理想的な変化であったとしても、人間はストレスを感じます。
その奥にある信念が出てくるんです。
「そんないいことばかり続くわけない。」
「調子にのったらロクなことがない。」
とかね。
いいことばかりが続いているのではなく、
様々なことが起っているけれど、自分の心が穏やかさを選ぶようになった。
外側のことで振り回されない自分になった。
ということ。
更に言えば、高い視点を持てたということです。
そうなると、もう今までの視点で見ることが不自然になります。
全体性が今までより見えるので、ああ、幸せだな、とか、これは私が望んだことなんだな、とか、
イヤだったら断ればいいのだな、とか、自分にとって平和(愛)を選択できるようになる。
見ている世界が変わるので、最初は違和感があります。
過去の残像はどこかにあり、過去のように感じない自分に「あれ?」となる。
魂はもっと高い視点を持っていますから、思考がハイヤーマインドと近づいてきたことの現れです。
バラバラだった「知っている自分」と「何もわからない自分」が統合しているということ。
そもそも、自分自身という存在は、肉体だけではなくもっと大きい存在です。
解離していた自分が統合したというのは、すごく心地よい世界を創造できることになります。
ですから、そうなると、自分が何か「やりたい」と思った時に
反対者がいなくなるどころか、協力者が増えます。
そして、オソロしいことに(笑)すんなりその用意が整います。
世界が変わるということは、自分の人生から始まります。
そこからしか、変わらない。
自分が見ている世界がすべてですからね!
そうなると、世の中的にいろんなことが起っても、感じ方、捉え方も変化します。
必ずポジティブな側面を見ることができるようになる。
それがあらゆる意味で進化を促進する。
集合的にも貢献することになる。
自分が穏やかに幸せを感じることが、世界を変えることになるんです。
世界を変えようと思わなくても、自分にフォーカスして、自分のしたいことをトコトン追求していけばいい。
最初は、どんなにナマケモノになるかと心配する人が多いのだけど、そんなことを心配する人がナマケモノになる才能ないし(笑)、ナマケモノになりたかったらなったらいいんです。
その姿で癒されたり、氣づかされたりする人のために貢献することに勝手になるから。
だけど、人間は多様な人が存在してくれるお陰で、自分のその質を追求することで世界が最高の調和が起ります。
そのようにできている。
今だって、なんだかいびつだけど、これはこれで調和なんです。
この調和が氣に食わなくなったのではなく、恐れより、ポジティブな側面にフォーカスされるほど人間が成熟してきたので、この流れが加速していて、自由意志でポーンと生きながらにして新しい世界へシフトする人が増えてきています。
好きなだけ、違和感も感じたり、でも、いつまでもいられない感じも、
本当に望んだことを肉体をもって味わわせることも赦し、
タイミングが来たら、そこに向かって命を愉しめばいいんです。
本当に嬉しい瞬間です。
多くの人が望んでいるけれど、そこで(過去の逃げ場に)逆戻りする人だっている。
それもいいのだけれど、
「新しい世界になったのね」
「それもまた愉しいよね」
「その先に行きたい自分を褒めてね」
ということをお伝えできることを私はとても愉しく感じています。
実はそこに自分を導いているのは、自分自身なんですよ。
インナーチャイルドは、ハイヤーセルフ。
と私は言っていますが、インナーチャイルドがハイヤーセルフと同化するほど思考とハイヤーマインドを統合することで、現実的にいろんな奇跡を起こします。
インナーチャイルドのことをアラジンと魔法のランプに出てくる魔法使い「ジーニー」と呼んでいる方がいらっしゃいましたが、まさに!
受講生さんがある日、こんなことをおっしゃいました。
「今の私はちょっとカチンと来るけど、私の中の◯◯ちゃん(インナーチャイルド)が喜んでいるから、
◯◯ちゃんに従ってみたら、現実がコワいほど良い変化が起った!」
とてもシンプルだけど、勇気が要ること。
だって、そこはとても純粋で、自分にとって過去には傷ついた経験がある部分だから。
幸せになることは、ポジティブな側面をしっかり見ること。
これは無責任になることじゃなくて、成熟です。
幸せになっておしまいなさい♡
これが究極のメッセージです。
それでいいんです。
次回は、幸せになってしまったパートナーシップについて書こうかな。