カウンセラー養成講座を卒業してくださった方の論文です。
私は家族を癒すために、曽祖母、祖母、母の人生を自分で追体験し、彼女たちが今まで選べなかった新しい道を選び直して、統合していくということをずっとしていたように思います。
今まではそれでよかった。
そのプロセスが終わらなければ、自分を100%生きるというステージに到達できないと知っていたからです。
でも、家族療法で、自分の家族がもう十分癒されている、もう癒し手は必要ないことがわかってしまいました。
『こんなに仲が良い、問題のない一族は珍しい』
そう言われて、その視点で初めて両親を見た時、世界が変わってしまいました。
体裁を重んじ、心に関心のない、世間体ばかりで感受性のない両親。ずっとそう思っていたのに。
実は私の両親や一族は、本当に成熟した人格者ばかりだったのです。
お金の問題で、恨みに変わってしまいそうな局面でも、皆んな決してそうせず、綺麗に水に流していた。
絶縁してもしょうがないような場面でも、皆んな極めて冷静で、思いやりがあり、成熟した立派な態度でした。
逆にいうと、私の一族の特徴は、自由な子供の部分を抑圧し、素直な感情に蓋をする、立派な大人ばかりで偏っていたのだ、とわかりました。
両親も、もちろん私も、完璧な存在で、もう誰もサポートを必要としない。
そうわかったとき、長年ひとりで頑張ってきた自分のファイトを想って、涙が出ました。
みんな本当によく頑張った。そして、やっとここまで来られた。
この世界を見るために今まで頑張ってきたんだ。
そして、もう自分以外のだれも救おうとする必要はない。
その氣づきは、私から長年の役割を奪い、私は、本当の本当に自由になってしまいました。
何度転生しても、一度も見たことがなかった新しい世界は、本当に優しくて、自由で、いまはまだ、みなしごのような寂しさも少し感じます。
でも、これからこそ、やることも自由、やらないことも自由な中で、自分が選んだパートナーと、自分が選んだ人たちとの新しい冒険が始まると思うと本当にワクワクします。
これからも、再決断、そしてクリエーションを何度でもしながら、自由に、自分らしく、生きていきます。
何度も氣づきを支え、ここまで導いてくださったアキラ先生、久美子先生、ありがとうございました。
そしていつでも私を理解し、励まし、サポートしてくれる愛するDerekにも。本当にありがとう。
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才能の塊のような彼女と共に学べたことは、私にとって宝物。
才能があるからすごいのではなく、自分の持っているものを生かそうとする姿勢が凄まじかった!
きっとそれを「天才」と人々は呼ぶのだろうと思う。
最近、人から評価されるような高度の才能を持っているだけでは、この地球上では生かせないのだということを目にすることが増えたように感じている。
自分の持っているものが世間で「才能」と評価されるものであっても、生かすのは自分でしかできないし、
まだ世間で「才能」と評価されないものだったとしたら、それを生かしていくことは、並大抵のことではない。
でも、どうあれ、その価値を自分は知っている。
いずれにしてもそれは、孤独な自分との戦いのようなこと。
自分を生かす
ということは、全然ふわっとしていない実に現実的なことであり、
同時にとてもスピリチュアルなことでもある。
「スポンジのように水を吸い込む」という表現では、彼女の学ぶ姿勢を表すには、あまりに足りない。とても能動的で果敢。
毎回、時空を超えた歴史絵巻のように壮大で、かつ、とても個人的なリアルに満ちていた。
多次元的な領域を行き来しながら、丁寧に統合し、次元上昇しながら自分の輪郭をはっきりさせていくような魅力的な瞬間ばかり。
人は、どこまで進化していくのだろうかとワクワクさせられた。
彼女のセッションは、秀逸で、独自の視点や才能、存在感を持つ。
どこまでも進化していくことを感じずにはいられない。
それは心理カウンセリングのみならず、あらゆる場面で生かされるであろう。
私自身、多くを引き出してもらえたことの喜びと新しい刺激に活性化したと思う。
「何度転生しても、一度も見たことのない世界」
これは私自身のテーマでもあり、この仕事をしている大きな原動力でもある。
自分自身を、そして、関わった人が望む、その生で、最先端のクリエイションへ。
「魂史上最高の人生を」という祈りを込めて、今、私はここにいるということをはっきりと示してもらえたように感じている。
素晴らしい出逢いに感謝!!
人間として、ガタボコいこう。
そして、内なる神と共に創る世界を目撃していこう。