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人間の愚かさの愛しいことよ。
愚かであることは、恥ずかしいことではない。失敗することも同じ。
賢さというのは、愚かさを知ることだと思っておればよい。
知る喜びは、また格別である。
なんでもわかったと思っていると、思わぬ行き止まりが待っている。
動かないこと、それは、命という動きのある存在にとって、苦しみである。
執着がなぜ苦しみになるかといえば、それである。
永遠の中で生きよ。
愚かさを受け容れることは、永遠の叡智の道にあることである。
賢くなっていくことの怖れがあることを覚えておくがよい。
自分は見える(わかる)のに、他は見えない(わからない)のは、孤独を感じさせるに充分だ。
同時に、すべてとひとつになっていくことだということも覚えておくがよい。
愚かなことを恐れることのないことと同じように
賢くなっていくことも恐れることはない。
自分が知っていて、他の誰も知らないことの恐怖は、やがて過去のものとなっていく。
それは繊細さを愛することとつながっている。
繊細さを愛し、知ってしまうことを愛しなさい。
源とのつながりを忘れない魂たちよ。
自分を責めることなく、愛しなさい。
源とのつながりを感じることと、人間であることの喜びを学びなさい。
何も新しく知ることはないと同時に
すべてが新しく知ることばかりだということを
愉しみなさい。
すべては、一瞬たりとも同じではない、今ここで生まれる創造である。
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