角があるおにいちゃん

東京は、本当にいろんな人がいて面白い。

ドン引きするようなこともあるけど、こんなに忙しい刺激的な街でほっこりすることも多々ある。

ある日のこと。

電車でお顔のいろんなところにピアスがあるおにいちゃんが居た。

額と髪の生え際ギリギリのところにまるで青鬼さんのように尖ったスタッズが付いていた。

どうやって留めているんだろう。

聞いてみたい気持ちを抑え、ちらちらそのおにいちゃんを観察。

じゃがりこを食べている。

その手にも、スタッズモチーフのアクセがたくさんしてあって、手に甲には入れ墨が入っている。

手の甲だけでなく、いろんなところに入れ墨があったんだけど、なんだかね、それが美しかったのよ。

あの繊細なグラデーションは、どうやってやるんだろう。

髪もとてもキレイに先端だけ金髪になっていて、気合い入れてスタイリングする日は、髪までスタッズっぽくなるんだろうな、なんて想像してました。

一見というか、見るからに「危険だぜ!」って感じではあるんだけど

なんだか全然怖くなかった。

全身から優しさがにじみ出ていた。

すごく優しい人なんだろうな。

って思った。

あんな風に尖った格好しないと自分が壊れてしまうほど、優しいんだろうな。

って思った。

家に着いてからも、おにいちゃんの優しい感じを感じて、なんで鬼のピアスの留め方を聞かないでしまったんだろうと、ちょっと後悔したくらいだ(笑)

とにかく話がしたくなる人だった。

見た目と本質は、必ずしも一致しない。

うつだとか、不登校とか、クスリやめられませんとか、酷いことしてますとか、その一側面だけを見ないのは、いつものこと。

そうじゃなくて、目には見えないかもしれないけど、確実に放っているものを見るのが本当に得意だ。

 

カウンセリングに来た時は、普通の生活ができるんだろうかと不安を持っていただろう人々が、

いえいえ何をおっしゃいますか、普通じゃなくていいんです!という感じで

世の中の普通じゃなく、自分の大切なものを見極めてものすごく輝いていくんです。

それでいて、しっかり社会にコミットしていく人も。

 

青鬼のおにいちゃん。

いつかビックになって、みんなのために歌を歌う人になってるとか?!

わからないけど、そんなことを思わせてくれたほんの10分の出来事でした。

 

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