知ってしまったという体感覚

Read Time:43 Second

私の最後のカウンセラー養成講座が修了しました。ご感想を頂戴しましたので、シェアさせていただきます。

まずは改めて、カウンセラー養成講座を受講出来た事を嬉しく思います。本当にありがとうございました。

私自身、今回は2回目の受講と言う事で、とても楽しみでした。
講座では、根気強く見守って頂きありがとうございました。
レジュメを読み込むと言うより、セラピーの時間をたくさん取って頂いたと思います。
それが僕らに必要なことだったと思えます。
自分にとっての今回の収穫は、「自分を大切にする」と言うことを、やっと理解ができてきた、
という事です。
久美子さんから何度も何度も聞いた言葉、話し聞いた言葉。
でも聞いただけでは理解が浅かった。
実際に行動して経験しないと分からない領域があることが分かった。
わかった様な気分でいたと思います。
全くわかっていなかったとは思わないけれど、「聞いただけ」と、「行動して経験して感じた」とでは、大きな違いがありました。
また、未来の自分が、気づきを得た時に理解が出来る様に、久美子さんが話をして頂いていたのだとわかりました。

講座では、回を重ねるうちに、焦りの様な感覚がありました。最後の回が近づくにつれて、変わりたいのに、変われない。望んでいるのに進めない感覚に板挟みな感覚でした。そっちの方が幸せになれる様に思えるけれど、それを止めている自分がいる感覚。自分の事なのに、人ごとの様に扱ってしまい、自分で自分を苦しめていた。

講座の最後の回の数日前にふと思い立ち、実家に帰省したことを話したと思います。朝起きたら、急に帰ろう、と思いました。ビックリ！それも一人で帰ろうと思った。それが必要な事だと思いました。うちの両親は高齢なため、いつ亡くなってもおかしくないので、もう会えるのはこれが最後だと、なんとなく思いながら帰えりました。地元についてからは、電車で帰省したので、自分の母校を横目にしながら歩き、自分の過去をふりかえる事も出来ました。以前は、地元の人に会う事が嫌な時期もありましたが、もうそんな自分は居ませんでした。以前は過去に良い思い出を感じる事が出来なかったのですが、それは僕の気持ちであって、相手には関係ない事なんだと思えると、会ったところで慌てる必要もないのだと思えました。だからなのか、過去へのノスタルジーに、サヨナラを素直に言える気がしました。
自分が両親を庇ってきたこと。助けようとしてきた事。それが、社会に対して向いていただけ。誰かの役にたっている事が、両親を助けている事と同義なこと。それを認めて受け入れることを決めました。
何度も聞いた話しでしたが、本当のところで、認める事、受け入れる事が出来ていなかった。でもこれからは、それを一つ一つ認めていく作業。
この知ってしまったという体感覚。その感覚が助けになってか、世間と並行してどんどんめくられている感覚があります。(笑)
その一つに、自分は受け身が上手で何でも出来ると思っていたが、年齢的に現実的に、出来ないことが出てきたこともあり、今回のこともあり、出来ないこと、向いていないことがあるのだと思えてきました。出来ないと言うことが、悔しく感じていた自分でしたが、それを少しづつ「出来ません」と言えるようにしていきたいと思いました。そう思えてきた事で、自分を大切にしたいと思いました。本当に素晴らしい講座をありがとうございました。この体験は僕には宝物です。誰にも渡すことのできない感覚を手に入れられた幸せを感じています。ありがとうございました。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊

教科書がどこかに吹っ飛んでしまったほど、毎回、セラピーを中心に進めさせいただきました。ご夫婦でご受講いただきましたが、お二人とも知識が豊富で、理論的なことは十分知っておられる。人生経験も豊富で、聴けば聴くほど、現実に向き合い果敢にチャレンジしてこられている。

私は、受講生さんが

自己認識を可能な限り「今」にすること
過去の痛みや感情エネルギーを癒すこと
安心感を自分自身に与える勇氣を持つこと

にフォーカスし、進めさせていただきました。力がある方だからこそ、この点を受け入れ、生かすことができたら、持っている力を生かすことも、この人生で成長することも、心地よく体感していけると思いました。そして当然に、社会的な役割を願ったような方向で実現していくこともできるだろうと思ったのです。
回を重ねていくごとに、私も容赦なく核心に触れていきました。言葉を超えたことも交わしながら濃厚な時間を共有できたことを私は魂に刻みました。果敢に自分から逃げずに向き合ってきた姿は私に大いに勇氣を与えてくれましたよ！！！本当に誇らしい氣持ちです。I’m proud of you!!!!!